こんにちは!素敵を作るDIYレシピ『Make! Something Sweet♡ スクラップブッキング101』クリエイティブチームの泉 優(YUU)です。
今回より新シリーズとしてマタニティー&ベビーママのための連載がスタートします!これからマタニティ期を過ごす新米ママにも、お子さんがちょっと大きくなったママにも知っておいてほしい、ベビーアルバムやこどもの写真の整理術など耳寄り情報を掲載していきます。
第一回目の本日ご紹介するのは、必ずおさえておきたい「エコー写真」の保存方法について。
マタニティ期に妊婦健診でいただくエコー(超音波)写真。どのように保存していますか?エコー写真はレシートと同じ感熱紙やインスタント写真が多いので、そのままにしておくと色あせてしまったり消えてしまうこともあるんです!お腹の中にいる間に撮影された貴重で大切なエコー写真、消えてしまう前にしっかり保存していきましょう。
エコー写真の素材となっている感熱紙は、光・熱・水分・油・アルコール・薬品などで、画像や文字が消えてしまうという性質があります。日光の当たる場所に置きっぱなしだったり、空気に長く触れていたレシートの文字が消えていた!という経験はないでしょうか? その他、ファイルの素材となっている塩化ビニル(PVC)やセロハンテープなども感熱紙の画像や文字が消えてしまう原因になるので、安易にファイルに入れてしまっておくわけにもいきません。
また、熱に反応すると真っ黒になる性質もあるため、コピー機によってはエコー写真が真っ黒になってしまうことも。ストーブなどの熱源に近づけないだけでなく、コピー機の使用やラミネート加工は避けましょう。
その寿命は3〜10年とされている感熱紙、劣化を避ける方法は今のところないとも言われています。エコー写真は、他に変わるものがない大切な思い出の品です。そのためエコー写真をいただいたら、できるだけ早く次に紹介する方法で保存しましょう。
写真屋さんで長期保存できる銀塩写真に
写真屋さんにエコー写真を持ち込み、写真プリントを注文して銀塩写真したり、画像データにしてDVDに焼きます。
この方法でしたら、エコー写真がそのままキレイに写し出されるので通常の写真と同じように保管をすれば、長期保存が可能になります。同時に画像データをDVDに焼いておけば、必要な時にいつでもコピーすることができるので一番のおすすめの方法。
料金も数百円と、とてもリーズナブルです。
カメラで撮影
エコー写真をカメラで撮影し、データ化します。
歪んだり手ブレしないよう、真正面から撮ったり三脚を使ったりと、角度や撮り方に工夫が必要です。
スキャン
エコー写真を自宅のスキャナーでスキャンし、データ化します。カメラで撮るよりもスキャンの方が歪みなく鮮明に残せます。
注意ポイントをもう一度おさらい
※感熱紙に印刷されたエコー写真は、コピー機によってはエコー写真自体も真っ黒になってしまうことがあります。コピー機の使用は避けましょう。
※また同様に、写真をはさんだフィルムを熱で貼り合わせるラミネート加工も避けた方が良いでしょう。
スキャンやカメラで撮影した場合でも、画像データが消えてしまうと元も子もありませんよね。ですのでデータのバックアップをとったうえで、写真プリントをして保存するのが最適です。
画像データと写真プリントの両方でしっかり保存して、大切なエコー写真の記録を残しましょう。
次回は、エコー写真のアルバム整理アイデアです。
監修:土田れいこ
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千葉県在住。スクラップブッキング教室「Atelier SPRING」主宰。
長男出産をきっかけに,アルバム作り・スクラップブッキングに魅せられ,2013年より千葉県松戸市にてクラスを開講する。 各団体より依頼を受け出張講座やイベント講師を務める。企業のデザインチームとしても活動。
国際スクラップブッキング協会ISA2級インストラクター
富士フイルムイメージングシステムズ㈱認定 アルバム大使
ライフログフォトマスター 1期