ワンシートワンダーをご存知ですか?
ワンシートワンダーには1枚のパターンペーパーを余すところなく隅々まで使い切るワンシートワンダーカードや、
土台に1枚のペーパーしか使わないボックスや、ミニブック、12インチのシングルページなどを指します。
ワンページワンダーともよばれ、たくさんの型やバリエーションがあり、多くの人が楽しんで作っています。
日本語に直訳すると「一枚の不思議」「一枚の魔法」といったところ。
数あるワンシートワンダーミニブックの型の中から、とても人気のある形をご紹介します。
材料が少ないのに凝ったデザインなので、プレゼントにも最適です。
こんにちは!『スクラップブッキング101』クリエイティブチーム、kyocoです。
「ペーパー1枚でつくる」ワンシートワンダーシリーズも、もう第7弾となりました!皆さまチャレンジしていただいていますでしょうか?簡単なうえに時間もかからず出来上がるのでお気に入りのペーパーを1枚用意して、ぜひ作ってみてくださいね。
今回はまるでクラッチバッグ?!L判サイズの写真がぴったり納まる大容量の収納ポケットが魅力のミニブックです。1ページごとにデコレーションしたカードを入れるもよし、アコーディオンなどさらに小さなミニアルバムを入れるのもいいですね。
デザイン・制作指揮/土田麗子
用意するもの
- 12インチペーパー1枚
- 細目のヘアゴム(30㎝)
- ブラッズ
- ハサミ
- カッター
- のり
作り方
1.12インチペーパーを図のようにカットしてサイズの通りにボーンスティックなどで折り線をつけておきます。
2.1のペーパーを折り線の通りに、すべて谷折りで折っていきます。
3.1のペーパー①の下方4×6インチ部分をカットするための切り取り線を引いていきます。
両サイドは1/2インチずつ残して、横5インチ×縦1-1/4インチで印をつけ、角はフリーハンドで丸くなるよう線を描きます。
角の丸みをカットする際にはクラフト用の先が細いカッターを使うときれいにカットすることができますよ。
このようにカットできていればOKです。
補強のために厚めのペーパーの切れ端などを使って両サイドの1/2インチ部分に貼り付けておきます。その際に角を丸くなるようにカットします。
4.3でカットした4インチ部分の隣の1インチのところに穴をあけます。
パンチが深く差し入れられないタイプのものでも大丈夫。両側からパンチを差し入れて2か所に穴をあけてください。
ハトメを入れて穴を補強します。ない場合は補強シールや、丸くカットしたペーパーを重ねてからパンチしてもOKですよ。
組み立てたときに底になる部分になります。ハトメは外側を表にして打ってくださいね。
ハトメは外側を表にして打ってくださいね。
5.ペーパー③の2枚を図のように折り線をつけます。3インチを10等分にするので、線が9本入ります。線幅は約1/4インチです。端から線を引いていくと最後に誤差が出るので、真ん中から線を引いていくとうまくいきますよ。ここはあまりきちっとしなくてもOKです。大体等間隔になってるかな?くらいで大丈夫。
つけた折り線の通りに蛇腹に折っていきます。ボーンスティックなどで強く折り目を付けるのではなく、指の腹でぎゅっと強めに押さえつける位にしておきます(軽く開いてくる程度)。
6.本体に取り付けるために糊を付けます。
蛇腹の山側が外になるように貼っていきます。
7.ペーパー②の3枚のうち2-3/8×6インチのペーパーを糊付けした側から一つ目の山の手前に貼り付けます。
両側を接着するとこのように浮いた状態になります。接着部分が狭いため外れないようにしっかりと糊付けします。
二つ目の山の手前に2-5/8×6インチのペーパーを。
三つ目の山の手前に3×6インチのペーパーを。
表に向けて手前から段々になっていればOKです。
8.用意したヘアゴムを4で開けた穴に通します。
※ペーパーに合う色のヘアゴムがない場合は好きな色に着色するもの楽しいですよ♪
スクラップブッキング用のミストは乾いても固まらないので着色におススメです。しっかり乾かした後、ティッシュで色移りしないように余分なインクをふき取ってから使ってくださいね。
外側からゴムの両端を通して内側で堅結びします。
9.蛇腹の端にのりをつけ、背面側に貼り付けます。
ボーンスティックでしっかりと押さえて貼り付けます。
10.蓋に穴をあけブラッズを取り付けます。真ん中になるようにサイズを測ります。
ブラッズの大きさによって取り付け位置は変えてくださいね。
ブラッズのピンの根本に1~2mmの余裕を残してピンを割ります。
※裏からシールなどでピンを隠すと表側が余裕を残した分が表側に浮いてくるので、ゴムが引っかけやすくなります。
ポケットの段々を色んな柄のペーパーにしたらとっても可愛くなりました♪
大容量のポケットなので、たくさん写真を撮るイベントや旅行の思い出を入れるのにピッタリ!チケットや手紙も入るので、写真を入れてプレゼントにもおススメですよ。
いかがでしたか?ここでは本体部分の作り方のみお伝えしておりますが、皆さんの飾りつけ、ぜひお知らせくださいね。お知らせ方法は、インスタグラムでハッシュタグ#scrapbooking101をつけて発信してください。お待ちしております!
クリエイター
兵庫県在住