こんにちは!素敵を作るDIYレシピ『Make! Something Sweet♡ スクラップブッキング101』チーフエディタ、土田麗子(Lei)です。
アルバム作りの時短にかかせない「スケッチ」の連載5回目をお届けします。今回は、ページ全体のバランスが最もとりやすい、写真2枚のスケッチをご紹介。日本ではLサイズ(約9×13センチ、3.5×5インチ)写真を利用することが多いスクラップブッキングですが、12インチ(約30センチ)四方に写真1枚だけを配置すると広い面が空間となり、バランスのとり方や空間の埋め方にセンスが求められがち。ところが、写真2枚だとバランスが途端にとりやすくなるので特に初心者さんにおすすめです。
※本場アメリカではハガキサイズ(=KGサイズ)の利用が一般的。
スケッチ作例:土田麗子
写真2枚を利用する際、覚えておくべきポイントをいくつかご紹介します。
☑散漫な印象を与えないために、写真の色調・使用カラーをそろえましょう。
例えば、夜に撮った暗くオレンジがかった写真とお昼の強い日光のもとで撮影したカラフルな写真を2枚並べると、とてもちぐはぐな印象を与えるため、洗練されていない・すっきりしないイメージを脳に伝えてしまいます。また洋服のカラー、背景のカラーの数をおさえる大切さは以前の記事でお伝えしていますね。
☑全く違うシーンを並べないほうがベター。
上記と同じ理由で、七五三の着物の写真と公園での泥んこ遊びの写真を2枚両どなりに並べたとき、とても違和感が大きいことを想像していただくとわかりやすいと思いますが、シーンの違う写真もちぐはぐな印象の原因となります。
☑マットを工夫してみましょう。
マットとはひとまわり大きいペーパーを下に敷いて写真を強調するテクニックのことですが、2枚の写真それぞれにマットをつけるだけでなく今回スケッチ作品のように片方の写真だけにマットをつけたり2枚を整列させて1枚のマットでまとめるなど、工夫をすることで表情の変化を楽しむことができます。
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『Make! Something Sweet♡』統括責任者
ライフログフォトグラファー/スクラップブッキング講師
千葉県在住
1976年生まれ。2003年スクラップブッキング教室を開講、定期クラスのほか各社企業の講師として「日本ホビーショー」や「ISOT」等の展示会にて、16年間で延べ6,000人以上を教える。
数々の雑誌・ウエブサイトなどのメディアにてハウツー記事、作品制作を担当。2004年より5年間にわたりスクラップブッキング専門誌の翻訳・寄稿編集を担当するほか、るるぶ「こどもとあそぼ!首都圏版」では16ページの特集記事の作品と執筆、付録の監修を手掛ける。2017年度「赤ちゃんとママ」では年間を通し、連載記事を執筆。
ライフログフォトレッスン講座を主宰、スクラップブッキングの写真の撮り方の普及に努める。「リトルママ東京」ライターとして2014年よりサークル、幼稚園・保育園取材し記事執筆するほか、雑誌寄稿や翻訳・通訳者として活動中。
2014年 国際スクラップブッキング協会インストラクター賞受賞
2015年 JLL生涯学習協議会 認定講師アワード受賞
スクラップブッキング専門誌 ラブメモ+第二期デザインチーム
2017年~現在 Altenewデザインチーム