こんにちは!素敵を作るDIYレシピ『Make! Something Sweet♡ スクラップブッキング101』チーフエディタ、土田麗子(Lei)です。
今週もページレイアウトを図面に起こした、スケッチをお届けします。スケッチをもとに時短アルバム作りを楽しみながら、ワンポイントテクニックを学べるオンラインレッスンです。
スクラップブッキングの12×12インチ(約30センチ四方)のページに配置する写真の選び方には、
- 連続する同じシーン、構図の写真を並べる
- 「クローズアップ」「ひき」「パーツ」写真の組み合でメリハリを出す
- お気に入りのベスト写真を1枚ピックアップする
- 同じトーンや色味の写真をまとめる
- 目立たせたいフォーカルポイントとなる写真に説明を加える役割のサブの写真を添える
などの「典型的なパターン」がいくつかあります。
この典型的なパターンを覚えれば、写真選びに迷わないスキルを身につけることができます。今回のスケッチでは「連続する同じ構図の写真を並べる」方法を解説していきますね。
スケッチ作例:土田れいこ
3×4インチに大きさをそろえた写真を3枚用意します。ベビーが笑ったり真顔になったりしているシーンで、同じ構図のまま連続して撮影した写真を使用しています。大きく笑った一番のお気に入り写真を真ん中に、縦3枚並べました。
土台になるカードストックに11.5×11.5インチの花柄パターンペーパーを重ねて貼っています。白カードストックを9.25×9.25インチにカットしてページ中央に貼り、9×9インチのハード柄パターンペーパーをその上に重ねました。
3×4インチ=約7.5×10センチ
11.5インチ=約29センチ
9.25インチ=約23.5センチ
9インチ=約22.8センチ
ページ上に同じサイズの写真を3つ並べる際は、構図・シーンが同じ連続した写真を使うとまとまった印象を保つことができます。「どの表情も捨てがたい!」というときにも使えるテクニックですね。もっとメリハリをつけたければ、2枚の白黒写真の中にカラー写真を1枚組み合わせることで、一番目立たせたい表情を浮かび上がらせる効果をつくることができます。
特にこういった花が散りばめられた柄物のペーパーや、ステッカーや立体フラワーなどの異種素材のアイテムを組み合わせる際には、ページ全体がにぎやかになりがち。そこで写真はトーンや色味だけでなく被写体の大きさを含む構図やシーンを同じに合わせることで、忙しすぎて目で追えない!といった失敗をせずにデザインをまとめることが可能になります。
ページ全体のデザインには「写真」も含まれます♪ 写真の選び方次第でとたんにセンスアップできるので、ペーパー選びや飾りアイテムの配置だけでなく、写真選びにもぜひ気を配ってみてくださいね。
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『Make! Something Sweet♡』統括責任者
ライフログフォトグラファー/スクラップブッキング講師
千葉県在住
1976年生まれ。2003年スクラップブッキング教室を開講、定期クラスのほか各社企業の講師として「日本ホビーショー」や「ISOT」等の展示会にて、16年間で延べ6,000人以上を教える。
数々の雑誌・ウエブサイトなどのメディアにてハウツー記事、作品制作を担当。2004年より5年間にわたりスクラップブッキング専門誌の翻訳・寄稿編集を担当するほか、るるぶ「こどもとあそぼ!首都圏版」では16ページの特集記事の作品と執筆、付録の監修を手掛ける。2017年度「赤ちゃんとママ」では年間を通し、連載記事を執筆。
ライフログフォトレッスン講座を主宰、スクラップブッキングの写真の撮り方の普及に努める。「リトルママ東京」ライターとして2014年よりサークル、幼稚園・保育園取材し記事執筆するほか、雑誌寄稿や翻訳・通訳者として活動中。
2014年 国際スクラップブッキング協会インストラクター賞受賞
2015年 JLL生涯学習協議会 認定講師アワード受賞
スクラップブッキング専門誌 ラブメモ+第二期デザインチーム
2017年~現在 Altenewデザインチーム