こんにちは!『Custom Art Factory』です。
『スクラップブッキング101』コラボショップ『Custom Art Factory』から商品をピックアップして、楽しい使い方やアイデアをご提案していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。ショップで取り扱う商品のほか、スクラップブッキングをよりエキサイティングにしてくれる、ミニブック、ミニアルバムの紹介なども交えてお届けしていく予定です。
第三回目は前回作った『YEARBOOK=イヤーブック』の表紙を飾るYEARBOOK表紙キットを使って、レイアウトのアイデアやテクニックを紹介していくので、ぜひスクラップブッキング作りの参考にしてくださいね。
YEARBOOK表紙キットの販売はこちら:
http://customartfactory.net
YEARBOOK表紙キット001の内容
レイアウト例
1)まずは表紙の構図設定です。
可愛く飾りつけしたいけれどバランスがいまひとつだったり、なんだか統一感がなかったり…なんてことはありませんか?
そんなときは、まずページ全体の構図を意識してみてはいかがでしょうか。
2)今回このキットで使っている構図は、実は2つの構図が組み込まれているんです。さて、どんな構図でしょう?
デザインを勉強されたことがある方ならすぐにわかるかと思いますが、私は特に専門的な勉強したことはなく「出来あがってみたら実はこんな構図だった」という程度です。いくつかあるコツをおさえて、それくらい気楽にデザインを一緒に楽しみましょう。
今回使われている構図のうち、ひとつは『3分割法』といって全体を縦横それぞれ3等分して、それぞれの線の交わったところにアイキャッチを置いていく構図です。
この構図は写真を撮るときなどにも使われていて、ポイントを押さえておくだけでそれらしく見えてしまうというスグレモノ。バランスがとりづらいときなどに知っておくと便利ですね。
3)もうひとつの構図は、写真を撮ったりスクラップブッキング作りをするときに意識している配置です。その名も『くの字構図』! 読んで字のごとくですね…。
見せたいものが3つ以上あるときや、デザインに遠近感を出したいときに使えるスグレものですが、実はこんな呼び方があるなんてこの記事を書くまで知らなかったんです、お恥ずかしい…。
4)では実際にレイアウトしていきましょう。3分割法なので、まずは表紙の全体をトップ、センター、ボトムに分けます。全部が真っ直ぐだとさびしいので、トップは大きめのドットが下にはみ出すようにしました。
5)次に大きい花を左寄りに、2017の文字とYEARBOOKの文字を少し右寄りのそれぞれ交点に近いところに、そしてレイアウトがくの字になるように、トップの右寄りに小さめの花を配置します。
交点は配置の目安でよいので、なんとなく交点に近いところを意識するだけで全体のレイアウトがまとまって見えます。
センターの花を大きく、トップの花を小さくすることで遠近感を意識してみました。YEARBOOKの文字の背景にはより際立たせるため文字の裏にピンク色のタグを配置します。
6)トップの左側に空間があり少しさびしいので、あまり主張しすぎないように小さめのマスキングテープを貼ります。
7)表紙のレイアウトに動きを出したいため、トップのドットやボトムのミニカードは少し表紙から横にはみ出すように配置します。
YEARBOOKの文字に矢印をつけてページを開く側の右側に誘導します。
8)大きい花とYEARBOOKの矢印に貼った文字パーツの角を立たせて表紙に立体感を出します。
9)すべてのページを作り終えたら、リボンを飾りつけてこんな楽しげなイメージに!
今回はYEARBOOKキットの表紙のデザインを使って、構図とレイアウトのテクニックをご紹介しました。
ちなみに表紙やページの飾り付けやレイアウトを行うときは、直接本体にレイアウトするのではなく、別の台紙にレイアウトして、できあがったページを本体に貼っていくようにすると作業がしやすくおススメです。
この表紙の作り方の詳細についてはこちらでは省きましたが、当店で販売中のYEARBOOK表紙キット001には、細かな作り方をのせたレジュメも付けていますので、これを作ってみたいという方はぜひそちらへ。
ⒸCustom Art Factory